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3月7日、「第9回そらち移動エコラウンジ」に参加してきました。

 このイベントへの参加も今年で5回目となりました。空知支庁さんが事務局となり、空知管内で活動している市民団体などが連携して行っている催しです。

 オアシスパーク(遊水地)管理棟でのイベントということもあり、千歳市環境教室でも実施したプロジェクト・ウエットの「水の旅」を行いました。これは、子ども達に、「水」になってもらって、水の循環を体感してもらうゲームです。

 サイコロを振り、目が出たマス(雲、雨、土、川、海、湖、動物、植物)に移動していきます。 

 今回は、制限時間5分で全てを巡れるかな?というルールで行いました。

 各マスによって水の滞留時間の違いを感じてもらうため、サイコロには工夫がしてあります(海のサイコロは12面体のうち、海8:雲4など。海の出る確率が高く、留まりやすい)。マスによっては(「海」や「土」)、なかなか抜け出せないところも。逆に「雲」はすぐに「雨」に移動になります。

 「『土』ばっかり連続で9回も出たよ!」「『海』から出られない」などの声を聞くと、子供達には滞留時間の違いを感じてもらえたようです。そして、勘のいい子だと「『雲』からは『雨』のマスにしか行けない」と気づく子もいます。時間と興味のある子たちには、ゲームの後に、何故そうなるのかを「言葉」「図」で補足説明すると、染み込み度も上がるのではないでしょうか? 今後の課題です。

 時間が迫ってくると「雨!」「雲、雲!」と大きな声で言いながら、小走りで移動する様子からは、このゲームに集中し、楽しんでくれているのが伝わってきます。全てのマスを巡るために、3回も挑戦してくれた子達もいました。

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 「パズルで世界の温暖化」(世界で起こっている温暖化の影響をパズルにしたもの)も、今回は靴を脱いで上がれるスペースがあったので、いつもとはルールを変えて行ってみました。

 1.全てのパズルのピースをバラバラに広げておく。

 2.子供達は自分で選んだ完成図を見ながら、ピースを探す。

 3.完成したパズルの裏に書かれている、説明文を読んでもらう。

 4.それが地球のどこで起こっているのか、地図で探してもらう。

 その後、時間に余裕のある子たちには、自分でパズルを作ってもらいました。テーマは「自分達には何ができるかな?」「このほかに、どんなことが起こっているかな?」だったのですが、思いつくまま自由に描いてもらい、好きな形に切ってもらいました。

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 子供達が描く絵も個性的でしたが、パズルのピースの切り方にも特徴が出ていて面白かったです。くねくね曲線的に切る子もいれば、直線型の子もいたり。何も描いていないところを細かく切ってしまい、難易度がとても高いパズルになってしまった子もいました。

 全体的な参加人数は、それほど多くはなかったですが、子供達の滞在時間が長かったので、充実した活動になりました。今回のように、新しいことを色々と試してゆければと思います。