3月9日(土)、士別市で「子ども環境教室」が行われました。
(参加者:高学年24名、低学年7名、合計31名)。
農業そして食育がとても盛んな士別市で、地域資源循環に関する体験学習として①堆肥化施設の見学、②ふせぎ隊ゲームの実施、③野菜の試食、以上3つの活動の中の一つをふせぎ隊が担当し、「食べ物探偵団~野菜の旬当てっこゲーム~」と「つながり並び替えゲーム~じゃがいも編~」の2つのゲームを実施しました。
午前9時10分、参加する子どもたちが集合し、バスに乗車。まずは堆肥化施設の見学です。
その後は、士別市文化センターに戻り、いよいよふせぎ隊ゲームの実施!!
「食べ物探偵団~野菜の旬当てっこゲーム」では、6グループに分かれて活動しました。
士別市で獲れる野菜の旬と、それらの食べ方(どんな料理で食べるのか)をグループごとに違うお題(野菜)で考えます。
お題(野菜)は、「ばれいしょ」「たまねぎ」「アスパラ」「スイートコーン」「トマト」「かぼちゃ」の6種類。
グループごとに相談し発表します。
そのヒントを手掛かりに他のグループは、どんな野菜なのかを考え、答えていきます。
1グループ目のお題は「ばれいしょ」。旬の季節は9月~10月とヒントを出す子が多く、食べ方は「ゆでる」や「サラダ」「○○○チップス」「フライド○○○」などで食べるというヒントが出てました。
それに加えジェスチャーでのヒントも出す事ができます。
お題が「アスパラ」のグループは、言葉のヒントだけだと答えがわからない子が多い事に気づき(アスパラではなくキュウリだと思っている子がかなりいたようです。)
アスパラが生える様子をジェスチャーで表現。
これにより正解者を増やす事に成功していました。
食べ物の旬について学んだ後、次には「つながり並び替えゲーム~じゃがいも編~」を行いました。
堆肥化施設見学を経てのこのゲーム。それが大きなヒントとなったようです。
今回の実施に向けてリニューアルした「じゃがいも編」ですが、枚数が多いため、全体を大きく2グループに分け実施。
グループで協力しながら、何度も並び替えをし完成させていました。
食べ物が私たちの手元に来るまでには、多くの手間・人手・時間・エネルギーや資源がかかる事を学び終了。
最後に「まとめ」として、北海道で獲れる食材を掲載した北海道地図を使って、たくさんの食材が全国で1位の収穫量である事、またその多くが士別市でも獲れる事を確認。北海道で収穫できない時期(旬ではない時)でも食べられる様々な食材ははどこからどんな方法で運ばれてきているのか、また「運ぶ」以外にはどんな方法があるのか(冷凍や漬けるなど)などを話し、最後に紐を使って斜里町産の『鮭』とチリ産の『鮭』の距離の違いを見てみました。
みんなにできる事は、こうして様々な手がかけられて食べる事のできる食材を、残さず大切にするという事だと伝え、終了。
次の「試食タイム」へと繋げました。
「試食タイム」では、丸いお皿に士別産の野菜、四角いお皿に士別以外で獲れた野菜がありました。
それぞれのお皿に同じ4種類の野菜があり、糖度の低い順(①大根(生)②キャベツ(生)③茹でかぼちゃ④玉ねぎのソテー)に食べ比べてしていきました。
子どもたちの自然な反応が素晴らしかった!!
士別産の野菜の方が美味しいと全員が感じたのです。
参加した子どもたちは、お土産に士別産の野菜をもらい、全ての活動が終了となりました。
この日の活動を思い出し、きっと美味しく食べる事と思います。
3つの活動がしっかりと繋がった素晴らしい体験学習でした。ふせぎ隊では、その一部をお手伝いさせていただいたのですが、子どもたち一人一人が、きっと何かを感じてくれたのではないかと思います。
とても充実した楽しい活動でした。
ありがとうございました。
★ア★
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