日時:2015年10月29日(木)  ①10:45~11:30
                         ②13:25~14:10
                         ③14:15~15:00
会場:釧路市立桜が丘小学校
参加人数:①5年生48名
         ②6年生25名
         ③6年生26名

今回はサッポロドラッグストアーさまのご寄付を活用させていただいての実施です

 6年生については、身近な生活と温暖化の関連を視野に「南の島体験ゲーム」をメインに行いました。
まずは、担任の先生方にもご協力いただいて、ペープサート:46億年地球の歴史を行いました。
6年生がどんな反応を示すのか少し心配しながらのスタートでしたが・・・。
子どもたちはとても楽しそうに見てくれていました。
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恐竜の時代になり、担任の先生登場!

先生方が演じる小道具が登場する場面では、みんな笑顔
先生方にご協力をお願いしてよかったです。

長い歴史の中で地球には大きな環境の変化があったものの、そのスピードはゆっくりとした変化だったため、必ず生き残っている生き物はおり環境に合わせて進化してきたこと、産業革命以降に今までにはなかった環境の変化が起こっていることを伝えました。

その後は、温暖化の仕組みや私たちの生活とのつながりを話し、「南の島体験ゲーム」へ移りました。

このゲームはすごろくですが、水槽に入った南の島のジオラマが目玉です。
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机の上にあるのが、南の島のジオラマ!

設定としては、参加児童は全員、この南の島の住人で様々な条件の家に住んでいます。(くじ引きで決めます)
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どの家に住む事になったのか手を挙げて教えてもらいます。

南の島では温暖化による海面上昇が深刻な問題となっており水没の危機にあることを伝えスタートします。

しかし、すごろくのマスは海面上昇につながるものばかり。このままでは海面は上昇し続けます。
そこで、温暖化を防ぐことにつながるマスの内容を子どもたちに考えてもらい、白紙のマスに記入してもらいました。
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「なるべく車ではなく公共の交通機関をつかう」と書いてます。
  素晴らしい

教室全体にバランスよくマスを配置して人間すごろくが始まりました。
進行とジャンケンをして進む数を決めていくのですが、さすが6年生
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ジャンケンは、いつも盛り上がります!

温暖化を防ぐマスに止まれるよう、それぞれに工夫しているようでした。
すごろく後は、グループごとの最終的な海面の高さ分、水槽に水を入れていきます。
海面が上昇したグループもあれば、下降したグループもあります。
自分が住んでいると仮定している家が島の低い場所にあるグループからは、海面が上昇する度に[
「これは大変だ・・・。」という様子が伝わってきます。
海面上昇により水没の危機に直面したグループ、かろうじて影響を免れたグループなど様々ですが、
「水没した家、しなかった家の今後の生活はどうなるのか」
「水没しなかった家の生活は今までとは変わらないのか」
「被害を受けた人たちだけに責任があったのだろうか」
などの問いを投げかけ、一人一人に考えてもらいました。

地球という一つの星に住んでいる私たちは、色々な影響を受けあっています。
その事に気づき、少しでも自分ができる事を見つけ、行動して欲しい事を伝え終了しました。
担任の先生方に加え、とっても素敵な教頭先生、校長先生にはたくさんのご協力をいただいての実施となりました。

ご参加そしてご協力下さった、釧路市桜が丘小学校のみなさん、ありがとうございました。