実  施  日:2018年9月1日(土)
実施場所:帯広市立広野小学校敷地内
       広野神社
       ひろの100年の森
参加人数:広野児童保育センター13名
       清川児童保育センター13名
実施内容:
ブラックパネルシアター「46億年地球の歴史」
薪割り体験
木工作(キーホルダー作り)
樹木医と楽しむ五感で感じる木と森


今回は(株)サッポロドラッグストアーさまのご寄付を活用させていただいての実施です


帯広市内の2つの児童保育センターの合同行事として、屋外での環境教室を実施しました。

今回のテーマは「ひろのの豊かな自然はみんなの宝物。その宝物を守るために4つの修行に挑戦しよう!」


まずはブラックパネルシアター「46億年地球の歴史」で、地球が誕生してから今までの歴史について話をして、自然豊かな今の地球になるまでの壮大な生き物の進化を感じてもらいました。

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オープニング:スタッフ紹介

その後、2つのエリアに分かれて色々な修行に挑戦!
帯広市立広野小学校のグラウンド周辺では、「きこりの巻」と「たからの巻」に挑戦しました。

◆きこりの巻
木こりのくまちゃんの指導の下、油圧式薪割り機で薪割りを行います。
楽しい体験活動を通して、私たちは自然の恵みを受けて生活していること、木が燃料に変わることを伝えました。

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みんなで協力して、たくさんの薪を割りました


◆たからの巻
木こりのくまちゃんが切ってくれた小さな木の円盤を使って、何年もかかって大きく育った木を、長い間、ずっと大切に使って欲しい・・・という思いを込めて、キーホルダー作りを行いました。

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木の円盤を磨いて、世界に一つだけの自分のキーホルダーを作っていきます。
磨けば磨くほど、ピカピカになります。


広野神社とひろの100年の森では「ひみつの巻」と「ひろのの巻」の修行に挑戦しました。

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広野神社とひろのの森まではバスで移動します!

◆ひみつの巻&ひろのの巻
2つの修行を分けずに一つの流れとして行いました。
樹木医テツくんの案内の下、身近にある自然に目を向け関心を持つきっかけとして、五感で感じる木や森を感じるプログラムをいくつか行いました。

まずは「視覚」。
森の中で人工物を探しました。中には自然の中に融けこんでしまうものも・・・。
目が慣れてくると、最初は見つからなかった蝉の抜け殻や虫を次々と見つけていました。
こんなに短い時間でも目が鍛えられるんですね!

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蝉の抜け殻発見

次は「聴覚」。
森の中で自然の音を聞きます。
虫の音、風の音、鳥の鳴き声・・・。
耳を澄ますと色々な音が聞こえてきます。

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目を閉じて自然の音に耳を傾けます。

次は「味覚」と「嗅覚」。
スモモの木があったので、その実を削って、香りを嗅いだり、少しなめてみたりしました!
実に鼻を近づけると、甘くて良い香りがします。
削った実を舐めてみた子は「すっぱーーーーい!」と顔をしかめていました。
普段食べている桃とは随分違ったようです。
樹木医さんは、木の健康を調べる時に、木の臭いを嗅いだり、舐めたりすることがあるそうです。

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今日だけ特別・・・。一粒いただきます。


次は「触覚」。
一番大きな葉っぱをさがしたり、色々な種類の葉っぱを集めたり・・・。
実際に葉っぱに触れてみました。
1枚の葉といっても、色々な種類があります。
1つの枝にたくさんの葉がついているように見えているものもあります。
(これには子どもたちも驚いていました)
そうですよね。小さい葉っぱが一枚の葉だと思いますよね。

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木なのか草なのか、迷うものもありました。
樹木医さんに色々と質問しながら、たくさんの種類の木の葉を集めていきました。



昔話に出てくる芝刈り体験もしました。
「おばあさんは川へ洗濯に・・・おじいさんは山へ芝刈りに・・・」の芝刈りです。
芝刈りは芝生を刈るのではなく、こんな風に小さな枝を集めることなんです!

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夢中になって枝を集めます!
この時には「芝刈り」とは知らずに集めています。


プログラム終了後は、森にお礼をしてプログラム終了です。

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ありがとうございました!


ひみつの巻とひろのの巻を体験する前に全員に木のイラストを描いてもらいました。
こんな感じです。

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プログラム前

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プログラム後

プログラム体験後にも描いてもらったところ・・・。
体験前と比べると、よく木を見ていることがわかります。


普段、何気なく見ている身近な自然の豊かさに気づき、その自然を守るために色々なお仕事をしている人がいることを感じてくれたようです。
これからも、広野そして清川の雄大な自然を大切にしていってくださいね。

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フィナーレでは、代表の子どもたちに感想を発表してもらいました。


ご参加、ご協力いただきましたみなさん、ありがとうございました。